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もっと知りたいFPの魅力

お客様の人生設計にパーフェクトの答えはありません。

ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事のイメージを多少なりともつかめるよう、ここまでは、FPの役割の代表ともいえる、保険のことと老後の人生設計についてお話ししてきました。しかし私はここで、FPとして活動する本当の魅力は、そのような画一的なものではないということをお伝えしたいと思うのです。FPの仕事のやり甲斐は、本当は5ページや10ページの文章で語り尽くせるものではありません。なぜかというと、個人の「人生設計」はそれこそ千差万別で、これが正解ですという答えは、決して出すことができないからです

人が暮らしを続ける上で、今日ほど多様な択枝を迫られるようになった(選択が可能になった)時代は、かつてありませんでした。

会社に目を向けてみましょう。転勤を命ぜられたら家族みんなで引越しをするのか?単身赴任をするのか?相当の額の退職金を前に、早期退職を勧められたら受けるのか?受けないのか?
家庭に目を向けてみましょう。核家族が進む時代のなかでも、あえて二世代・三世代が同じ屋根の下に暮らすのがよいのか?それとも真に老後の充実を考えるなら、同居が可能でもあえて一人住まいを求めて暮らすべきか?またすでに20歳を過ぎた息子を自立させるためには、あえて離れて住んだ方がよいのか、それとも家族と同居をして家族に世話をしてもらうのが温かい暮らし方なのか…。

働く人は社会との関連のなかで、その人も家庭へ戻れば家族との関連のなかで。変わる社会、拡がる選択肢のもとで、人はみんなそれぞれの課題を抱えて生きています。そして何か新しい動きをする時、そこには必ずお金の問題もついてきます。

私が言いたいのはこうです。預金や保険、株式などの投資、不動産(住居)など、ファイナンシャルプランナー(FP)が関わる要素はどれも実は、人がよりよい生き方(ライフプラン)を探し当てるためのツールでしかないということです。

ファイナンシャルプランナーの本当の役割は、それらのツールを手際よく検討して、それらしい解決策を出してあげることではありません。これまでお話ししたように、社会や家族との関連のなかで、お客様やご家族が幸せに生きられる道筋を立ててあげることがFPの本当の役割です。そしてこれがとんでもなく難しいのです。

なぜなら、ファイナンシャルプランナーは金融知識のプロではあっても、「ライフプラン」という意味では、お客様と同様に、やはり一人の生活者に過ぎないからです。
『お客様が望む将来を、どのようにしたら実現させてあげられるだろうか?』

私はもうこの仕事を10年も続けていますが、毎回々々悩みます。それでもパーフェクトな答えは一度も出せていません。それでも真剣にお手伝いを続けています。これといった正解を導き出すことはできませんが、だからこそもっと前進しようとやる気にもなります。それがこの仕事の魅力だと思っています。

 

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